会社名と事業概要
会社名: 株式会社ロック・フィールド (Rock Field Co., Ltd.)
事業概要: ロック・フィールドは、日本国内で惣菜の製造および販売を行う企業です。主力ブランド「RF1」や「グリーン・グルメ」などを通じて、高品質なサラダ、フライ、惣菜などを展開しています。また、「いとはん」「神戸コロッケ」などのブランドも運営しており、多様な惣菜の提供を行っています。中食業界において、健康志向の高い消費者をターゲットにした製品が特徴です。
経営状況の全体的な概要
2025年4月期第1四半期におけるロック・フィールドの売上高は前年同期比0.6%増の12,657百万円となりましたが、営業利益は前年同期比30.6%減の334百万円、経常利益は30.1%減の354百万円となっています。また、親会社株主に帰属する四半期純損失は103百万円を計上し、前年同期の純利益326百万円から赤字に転じました。
財務状況、業績予想、リスク要因、戦略的な視点からの詳細な分析
財務状況: 2025年4月期第1四半期末の総資産は35,243百万円で、前連結会計年度末よりも778百万円減少しました。流動資産は889百万円減少しましたが、固定資産は110百万円増加しています。負債は343百万円減少し、6,538百万円となり、純資産は434百万円減少し、28,704百万円となっています。
業績予想: 2025年4月期の通期業績予想では、売上高が前年比4.1%増の53,467百万円、営業利益は17.5%増の2,042百万円、経常利益は16.7%増の2,083百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は17.3%減の1,035百万円が見込まれています。これらの予想は、事業環境の変動にもかかわらず堅調な成長を見込んでいます。
リスク要因: ロック・フィールドは、原材料費や人件費の高騰が続く中で利益率の確保が難しい状況にあります。また、物流コストの増加や消費者の節約志向も、売上に影響を与える可能性があります。さらに、店舗オペレーションの効率化やコスト削減策の進展が重要な課題となっています。
戦略的視点: 同社は、商品の継続的な価格改定や買い合わせ販促を進め、販売促進活動を強化しています。また、主要ブランド「RF1」や「グリーン・グルメ」を中心に健康志向の強い製品を提供することで、消費者ニーズに応える戦略をとっています。今後も、消費者の節約志向や原材料価格の変動に対応しながら、利益の改善を図る必要があります。
コンセンサス予想との比較(EPS、売上高、ガイダンス)
項目 | コンセンサス予想 | 実際の値 | 予想に対する実績 |
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EPS(第1四半期) | 12.27円 | △3.95円 | 下回る |
売上高(第1四半期) | 12,580百万円 | 12,657百万円 | 上回る |
ガイダンス(通期EPS) | 39.65円 | 39.65円 | 同程度 |
2025年4月期第1四半期において、EPSはコンセンサス予想を下回りましたが、売上高は予想を上回る結果となっています。