第1章：定量分析
1-1. 業績数値の比較（単位：百万円・円）
| 項目 | 前期実績（2024年8月期 第3四半期） | 今期実績（2025年8月期 第3四半期） | 通期会社予想（2025年8月期） |
|---|---|---|---|
| 営業収益（百万円） | 3,517 | 3,703 | 4,970 |
| 営業利益（百万円） | 1,137 | 1,378 | 1,600 |
| 経常利益（百万円） | 1,126 | 1,371 | 1,580 |
| 純利益（百万円） | 692 | 867 | 1,040 |
| EPS（円） | 72.85 | 91.25 | 109.50 |
| 配当金（年間・円） | 20.00 | ― | 20.00 |
1-2. 財務諸表の変化点（定量的視点）
💰 資産・現金等
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現金および預金：+14.1億円（45.2億 → 59.3億円）
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敷金：+1.5億円（前期 1.3億円 → 今期 2.8億円）
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資産合計：+14.8億円（52.7億円 → 67.5億円）
🧾 負債
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前受金：0 → +8億円（新規計上）
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契約負債：5.9億円 → 5.8億円（微減）
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流動負債合計：+7.9億円（12.6億円 → 20.5億円）
💼 純資産
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利益剰余金：+6.8億円（33.9億 → 40.7億円）
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自己資本比率：75.8% → 69.3%（▲6.5pt）
🛠 減価償却費など
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減価償却費：▲1.3億円（前期19.2百万円 → 今期6.4百万円）
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特別利益（解約返戻金）：+7,388万円
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特別損失（本社移転費用）：▲5,564万円
第2章：定性分析
経営成績に関する説明
📈 良化点
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ストック収益・フロー収益ともに堅調で営業収益5.3%増
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営業利益+21.2%、経常利益+21.8%、純利益+25.3%
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登録企業ユーザ数：4.3万社、登録個人ユーザ：427万人に拡大
📉 悪化点
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収益成長は堅調だが、ストック/フロー収益の内訳が不明瞭
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外部環境の不透明性（米政権の政策影響など）に対する言及あり
財政状態に関する説明
📈 良化点
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現預金14億円以上増加、キャッシュリッチな体質
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利益剰余金が増加し、純資産は前期比+6.9億円
📉 悪化点
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自己資本比率が75.8% → 69.3%へ低下（資産増に負債が追いついた形）
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前受金が新たに8億円計上されており、将来の履行義務に注意
将来の見通しに関する説明
📈 良化点
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通期業績予想も前年比増益予想（純利益+0.3%、EPSも上昇）
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ビジネスSNS領域の需要増と多様化する採用活動への対応強化
📉 悪化点
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経済の先行き不透明性（米政権動向、為替など）に言及あり
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本社移転に伴う一時的費用の計上（来期も継続の可能性）
第3章：投資判断の示唆
| 評価観点 | コメント |
|---|---|
| 業績トレンド | 成長率は高くはないが、着実に増益基調で安定感あり |
| 財務健全性 | 自己資本比率69%、現預金比率も高く安全性は優良 |
| 株主還元 | 安定配当継続（年間20円）、増配の余地あり |
| 外部環境との関係 | 採用市場の変化に対応したサービス展開が継続中。景気敏感性あり |
✅ 現時点の投資判断：買い（期待が持てる）
理由：
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安定したストック収益と高水準のキャッシュポジションにより、財務・業績ともに堅実。
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採用の多様化に対応できるプロダクト群を持ち、中長期での成長性も期待できる。
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安定配当もあり、インカム狙いの投資家にも魅力的。
📌 補足
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EPS成長率：+25.2%（72.85円 → 91.25円）
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通期EPS予想：109.50円
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配当利回り（予想ベース）：約1.8%（※株価による）