決算銘柄:インソース(6200)

会社名と事業概要

会社名: 株式会社インソース

事業概要: 株式会社インソースは、社会人教育市場を主な対象とし、DX、リスキリング、健康経営推進などに関連する研修・eラーニングのコンテンツ提供や、人事サポートシステム「Leaf」の開発・提供を行っています。また、講師派遣型研修事業、公開講座事業、ITサービス事業、eラーニング・動画販売、コンサルティング・アセスメント事業など幅広いサービスを提供しています。

経営状況の全体的な概要

株式会社インソースは、2024年9月期第3四半期において、売上高が前年同期比16.1%増加し、営業利益が26.1%増加するなど、全体的に堅調な業績を示しています。社会人教育市場の拡大とともに、新サービスの開発や営業体制の強化が功を奏し、主要な事業領域での成長を達成しています。

財務状況、業績予想、リスク要因、戦略的な視点

財務状況

  • 総資産: 11,623百万円(前年同期比828百万円増加)
  • 純資産: 9,010百万円(前年同期比1,080百万円増加)
  • 自己資本比率: 77.5%(前年同期比4%ポイント増加)

業績予想

  • 2024年9月期の通期連結業績予想は、売上高12,470百万円(前年同期比15.6%増)、営業利益4,850百万円(同23.1%増)、経常利益4,770百万円(同21.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,250百万円(同21.4%増)と、引き続き成長を見込んでいます。
  • 特にITサービス事業において、文部科学省等での大型カスタマイズ案件運用開始や、有料利用組織数の増加により、収益の増加が期待されています。

リスク要因

  • 業績予想の前提としている市場拡大が予想通りに進まない場合、計画通りの成長を達成できないリスクがあります。
  • 競合他社との激しい競争や、経済状況の変化が業績に影響を与える可能性があります。
  • 技術革新の進展に対応できない場合、サービスの競争力が低下するリスクがあります。

戦略的な視点

  • 株式会社インソースは、顧客の経営課題解決に向けた多様な研修・eラーニングコンテンツの開発と提供を進めることで、さらなる成長を目指しています。
  • ITサービス事業においては、カスタマイズ案件の拡大と「Leaf」の利用者数増加を通じて、収益基盤を強化しています。
  • 高収益のeラーニング・動画販売やコンサルティング・アセスメント事業の拡充を図ることで、利益率の向上を図っています。

全体的に、株式会社インソースは堅調な業績を維持しつつ、成長機会を積極的に追求している状況です。特にITサービス事業の成長が今後の業績に大きく寄与すると見込まれています。