決算銘柄:日本オラクル(4716)

会社名と事業概要

会社名: 日本オラクル株式会社 (Oracle Corporation Japan)

事業概要: 日本オラクル株式会社は、企業向けにクラウドサービスおよびデータベースソリューションを提供するグローバル企業です。主力製品には、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)、Oracle Autonomous Database、および各種エンタープライズアプリケーションが含まれ、ITインフラの最適化や自動化を推進する技術を提供しています。

経営状況の全体的な概要

2025年5月期第1四半期における日本オラクルの売上高は63,915百万円で、前年同期比11.4%増加しました。営業利益は22,194百万円、経常利益は22,193百万円、四半期純利益は15,374百万円と、いずれも前年同期比で大幅な増加を達成し、過去最高の業績となっています。

財務状況、業績予想、リスク要因、戦略的な視点

財務状況: 総資産は262,135百万円で、自己資本比率は46.0%に低下しましたが、依然として健全な財務基盤を維持しています。流動資産の減少は配当金の支払いによる影響です。

業績予想: 2025年5月期の通期業績予想では、売上高の増加率は5.0%~9.0%、1株当たり純利益は445円~460円が見込まれています。事業の拡大はクラウドサービスの成長が主要な要因です。

リスク要因: グローバルな経済情勢の変動、IT投資の減少、クラウド市場での競争が主なリスク要因です。

戦略的視点: 日本オラクルは、クラウドおよびAI技術の導入に注力し、顧客企業のビジネス変革を支援しています。特にOracle Cloud Infrastructure (OCI)の普及に力を入れており、政府向けや企業向けのクラウドソリューションを推進しています。

コンセンサス予想との比較

項目コンセンサス予想実際の値予想に対する実績前年同期比
EPS(第1四半期)N/A119.99円N/A19.4%増
売上高(第1四半期)N/A63,915百万円N/A11.4%増
ガイダンス(通期EPS)445円445円~460円同程度N/A

日本オラクルは、堅調な成長を続けており、クラウドサービスの拡大を中心に今後も業績の向上が期待されています。