注目の投資信託(iFreeNEXT FANG+)を徹底解説!

こんにちわ、ちぷるそです。

S&P500やオルカンに積立投資をしているけど、このペースで本当に大丈夫だろうか。

S&P500と言っても株価を押し上げているのは上位の数銘柄だけじゃん。

と思っている人向けに、

コアサテライト戦略のサテライトとして、S&P500やオルカンで輝く上位10銘柄にフォーカスした投資信託を紹介します。

FANG+の特徴を抑え、自身の資産形成のお役に立てれば幸いです。

iFreeNEXT FANG+とは

iFreeNEXT FANG+とは、S&P500などの米国を代表する上位10銘柄に特化した投資信託です。

まずは銘柄を見てみましょう。

銘柄 概要
1 アルファベット(Google) Google(検索エンジン、Androidなどを提供)を中心として2015年に立ち上げた持ち株会社
2 ブロードコム 主にブロードバンド通信やネットワーク機器向け製品を手掛ける半導体メーカー世界大手
3 テスラ 起業家として著名なイーロンマスクが興した電気自動車メーカー
4 アマゾン 本、家電から食料品まで取り扱う世界的なネット企業。クラウドインフラサービスAWSも高いシェア
5 マイクロソフト 世界大手のソフトウェア会社。WIndows、Officeなどの製品ソフトは市場では事実上のスタンダードモデルとなっている。
6 Apple スマートフォン、タブレット、パソコンメーカー。iPhoneなどでお馴染み。
7 ネットフリックス 動画配信サービスを世界中で手掛ける。近年は自社でのコンテンツ制作が増加。
8 スノーフレーク データウェアハウスの開発を行う新興IT企業。元オラクルの社員2人で創業。
9 エヌビディア 高性能ゲーム向けの画像処理プロセッサを製造する半導体メーカー。
10 Meta インターネットメディア会社。SNS「フェイスブック」を運営。

聞き馴染みのある銘柄ばかりですね。安心感すらあります。笑

iFreeNEXT FANG+の特徴

銘柄数が少ないので、業種別構成には偏りがあります。
業種でバランスの良いポートフォリオを維持したい方は留意すべき点かと思います。

業種名 比率
1 情報技術 46.1%
2 コミュニケーション・サービス 27.9%
3 一般消費財・サービス 18.8%

iFreeNEXT FANG+のメリット

管理費用は0.7755%で、比較的低い方です。
オールカントリー(0.05775%)やS&P500(0.09372%)と比較すると高く映りますが、積立ランキング10位のiTrustインド株式は0.9828%、日経平均高配当利回り株ファンドは0.693%で、管理費用は比較しても高くありません。(積立ランキングの上位に入る銘柄は全体で見ると低めに設定されています)

なんとなく優秀であることは想像できますが、実際の運用益を改めて確認しましょう。

まずはここ3ヶ月のパフォーマンスを見てみます。

S&P500を上回る成果を出しています。2023年末頃はS&P500の上位銘柄の株価が下落したためS&P500をアンダーパフォームしていますが、その後巻き返しています。

次に、少し長期の5年間のパフォーマンスはをみてみます。

2020年3月から始まったコロナ期間も含まれていますが、やはりS&P500を牽引した銘柄群だけあって、S&P500をはるかに上回るパフォーマンスを上げています。

iFreeNEXT FANG+選び方のポイント

FANG+に投資する際の考え方ですが、あくまでサテライト投資をお勧めします。

コア・サテライト戦略とは、コア(メイン)の投資先はオールカントリーやS&P500などの広く分散された銘柄に投資し、余剰資金としてさらに大きな利益を求める場合にサテライト(サブ)として投資する手法です。

例えば、コアをS&P500にして、サテライトを新興市場(フロンティアマーケット:FM)にしてリスクを取るような運用をすることがあります。

今回ご紹介したFANG+もサテライト戦略の1つの案としては優れていると思います。

iFreeNEXT FANG+のランキング

楽天証券の買付ランキングは第10位に入っています。
積立ランキングでは第8位に入っています。

ランキングではS&P500に連動する銘柄やオールカントリーに連動する銘柄が上位を埋めている中でベスト10に入っているためトップクラスに人気が高いと言えます。

iFreeNEXT FANG+のリスクと注意点

当然ながら選ぶ際に気を付けるべき点はあります。

1:株価の変動リスク

米国の株式市場の特性として、大型銘柄でも決算等で大きく株価が変動します。既に米国株投資をされている方は十分ご理解いただいていると思いますが、特にFANG+は分散が少ないため注意が必要です。
S&P500投資では不況時にも大型銘柄以外の決算に支えられる部分がありましたが、それがなくなるイメージです。当然その分、良い決算を出した時の株式上昇はS&P500を上回る成績を出すことができます。

2:為替変動リスク

多くの方は日本円から米国株投資をすると思います。現在、ドル円は150-160円/$の円安になっています。今後の米国の利下げで円高方向に振れる可能性はありますが、日本は金利を据え置いていて、日本の政策による円高に振れる要素がありません。そのため、個人的には2024年、2025年はわずかに円高方向に振れると想像します。

そう考えると、1-2年ではそれほど為替リスクは高くないと思いますが、5-10年と言うスパンで為替変動リスクを考えるとやや影響は大きいように思います。

結論

FANG+を紹介しました。
FANG+はS&P500の旨味を凝縮した優秀な銘柄です。
自身の資産形成を手助けする1つのサテライト戦略として取り入れてみるのはいかがでしょうか。

個人的には、コアは従来の投資を継続し、サテライトに追加するような戦略を取ろうと思います。少額を積立、為替リスクを抑えるようにして旨味の最大化を目指そうと思います。