Meta Platforms(メタ・プラットフォームズ)|2025年Q2決算分析

【企業概要】

Meta Platforms(旧Facebook)は、SNS・メッセージングアプリ(Facebook、Instagram、WhatsApp、Messenger)を中心とした広告ビジネスを展開する米IT大手です。収益の大半を広告に依存する一方、近年はメタバース事業(Reality Labs)への投資も拡大。ユーザー数の拡大と広告単価の上昇が成長のドライバーです。事業は北米、欧州、アジア太平洋など世界中に広がり、AI活用による効率化やリール(短尺動画)強化が注目ポイントとなっています。


【定量分析】

業績数値の比較

単位:百万ドル・ドル

項目前期実績
(2024年Q2)
今期実績
(2025年Q2)
通期見通し
(2025年)
売上高(Revenue)31,99940,923未開示
営業利益(Operating Income)9,39417,326未開示
純利益(Net Income)7,78811,579未開示
EPS(1株利益)2.984.47未開示
配当金(四半期)0.000.50年間2.00(予定)

財務諸表の変化点(定量的視点)

  • 現金および現金同等物は上昇(57.8B → 61.1Bドル)

  • 設備投資が増加(CapEx:66億ドル→85億ドル)

  • リアリティラボ部門の営業損失が拡大(約42億ドルの赤字)

  • フリーキャッシュフローは前年同期比+39%増の137億ドル

  • 自社株買い継続(28億ドル分を買戻し)


【定性分析】

観点良化点悪化点
経営成績売上高+28%、営業利益率の改善(+42.5%)、広告単価上昇、Reelsの収益化進展Reality Labsの赤字継続(-4.2Bドル)、欧州での広告成長やや減速
財政状態現金・資本余力が豊富、自社株買い+配当で株主還元強化設備投資の負担が増大(AIインフラ強化)
将来見通しAI活用による効率化、メッセージ広告の成長、広告の季節性見通しは良好メタバース部門の収益化が不透明、米中対立・規制強化のリスク

【投資判断の示唆】

1. 業績トレンドの安定性・成長性

→ 売上・利益ともに大幅な増収増益を達成。Reelsや広告単価の上昇が寄与。

2. 財務健全性

→ 自己資本比率・キャッシュともに非常に良好。引き続き潤沢な投資余力あり。

3. 株主還元

→ 配当を開始(年間2ドル)、自社株買いも継続し、還元姿勢が明確。

4. マクロ環境との関係性

→ 金利の安定・米景気の回復が追い風。メタバースやAI投資のリスクはあるが、主力広告事業の強さでカバー。


✅ 現時点での投資判断:買い(成長や割安感に期待)

安定した広告収益と積極的な株主還元、AI活用への先行投資により中長期の成長が期待される。Reality Labsの損失はリスクだが、主力事業の堅調さで十分吸収可能。