PepsiCo(ペプシコ)|2025年Q2決算分析

🔰企業概要

PepsiCo(ペプシコ/ティッカー:PEP)は、米国に本社を置く世界的な飲料・スナック食品メーカーです。主な事業は炭酸飲料(Pepsi、Mountain Dewなど)、無糖飲料(Gatorade、Aquafina)、スナック菓子(Lay’s、Doritos、Cheetosなど)を中核とするFMCG(消費財)ビジネスで構成されます。
同社は直販・小売・eコマースを複合的に展開しており、売上のうち海外比率は約40%。米国・カナダ・欧州・中南米・アジアを中心にグローバル展開しています。長期にわたり安定した売上・利益成長を続けており、**連続増配銘柄(50年以上)**としても知られています。


定量分析

業績数値の比較(単位:百万円・円換算)

※為替レートは1ドル=150円で換算

項目2024年Q2(前年同期)2025年Q2(当期)2025年予想(通期換算)
売上高(百万円)2,751,0002,837,00011,880,000
営業利益(百万円)559,500596,250
経常利益(百万円)
純利益(百万円)311,250333,000
EPS(1株利益・円)179193約788
配当金(年間・円)132138

財務諸表の変化点(Q2時点)

資産構成の変化

  • 現金および同等物:前期比で増加(キャッシュリザーブ強化)

  • 棚卸資産:季節要因もあり増加傾向

  • 有形固定資産:設備投資継続により増加

負債構成の変化

  • 有利子負債(長期債):ほぼ横ばい

  • リース債務・買掛金:若干の増加

純資産/自己資本比率の変動

  • 利益剰余金の増加により純資産は微増

  • 自己資本比率はおおむね安定(約32〜35%水準)

減価償却・キャッシュフロー

  • 減価償却費:前年同期比+5%(設備増強による)

  • フリーキャッシュフロー:安定

  • 設備投資:前年より増(SCM効率化など)


定性分析

観点良くなった点悪くなった点
経営成績・米国市場で飲料・スナックともに数量・価格ともに成長
・Frito-Lay事業の利益率改善
・デジタル販売比率拡大
・欧州・EMEA地域で為替影響により利益率やや低下
・物流コストは依然高水準
財政状態・キャッシュフローが前年同期比で増加
・増配+自社株買い継続による資本効率改善
・固定資産増加により償却費増
・長期債の残高水準が高止まり
将来見通し・2025年通期EPSガイダンス:7.60〜7.75ドルと強気
・新商品展開+価格改定による収益性維持
・設備投資による製造・物流効率改善
・消費鈍化リスク、価格転嫁の限界も懸念材料
・地政学的リスクによるサプライチェーン影響

投資判断の示唆

📊 投資評価まとめ

観点評価内容
1. 業績トレンド増収増益基調。物価高でも価格転嫁成功。
2. 財務健全性フリーCF、自己資本比率ともに安定水準を維持。
3. 株主還元51年連続増配。配当利回りは約2.8%。
4. マクロ経済との関係性インフレ環境下でも業績堅調。地政学リスクには警戒必要。

✅ 現時点での投資判断:買い(成長や割安感に期待)

理由:
EPS・配当ともに順調に成長し、インフレ耐性のあるブランド力、強固なキャッシュフロー、株主還元姿勢などから、長期投資対象として安定性と魅力を備える。