確定申告 株 やり方 2026年版|e-Tax手順・損益通算・繰越控除を完全解説

2026年(令和7年分)最新版|e-Tax対応

📅 2026年3月29日更新|令和7年分の確定申告期限(3月16日)は終了しました。期限後申告・繰越損失の手続きも本記事で解説しています。令和7年度税制改正(基礎控除・給与所得控除の引き上げ)情報も追記しました

「株で利益が出たけど、確定申告ってどうやるの?」

口座タイプによって申告が必要/不要が変わります。「やらなくてよかった」「やれば税金が戻ってきた」の差は大きいです。この記事では、確定申告が必要なケースの判定から、e-Taxでの手順、損益通算・繰越控除まで初心者にもわかるよう完全解説します。

📋 この記事でわかること

  • 確定申告が必要なケース・不要なケースの完全判定表
  • e-Taxでの申告手順(スマホ・PC対応)をステップ解説
  • 申告に必要な書類と入手方法
  • 損益通算・繰越損失控除で税金を取り戻す方法
  • 2026年に注意すべき住民税申告不要制度廃止の影響
  • やってしまいがちな失敗ケース5選

ズバリ結論|口座タイプ別「申告が必要か」早見表

口座タイプ確定申告ポイント
特定口座
(源泉徴収あり)
原則不要証券会社が自動で税金を徴収・納付。ただし損益通算・繰越控除したい場合は申告した方が得
特定口座
(源泉徴収なし)
条件あり給与所得者は年間利益20万円超で申告必要。年間取引報告書あり
一般口座原則必要自分で損益を計算して申告。20万円以下でも住民税申告が必要なケースあり
NISA口座不要利益・配当ともに非課税のため申告不要。ただし損失は損益通算に使えない
💡 迷ったら特定口座(源泉徴収あり)が最もラク。申告不要で証券会社が自動処理してくれます。ただし損をした年は自ら申告する方が節税になります

確定申告が必要なケース・有利なケース

「源泉徴収ありの特定口座だから大丈夫」と思っていても、申告した方が得なケースがあります。以下で確認してください。

🔴 確定申告が必要なケース

ケース詳細
一般口座で利益あり金額に関わらず原則申告必要
源泉なし特定口座で
年間利益20万円超
給与所得者の場合。自営業・年金受給者は金額不問で要申告
複数証券会社で取引A社で利益・B社で損失がある場合、申告しないと損失が無駄になる
FX・先物と損益通算申告分離課税の金融商品同士は損益通算できる

🟢 申告すると得するケース(任意申告)

ケースメリット
株で損失が出た年損失を申告して3年間繰越控除。来年以降の利益から差し引ける
A社損失×B社利益を相殺B社で払った税金をA社の損失で取り戻せる(損益通算)
上場株式の配当と損失を通算株の損失と配当所得を通算して、配当の源泉徴収分を還付
所得が少ない年(退職など)総合課税を選択すると税率が低くなる場合がある(配当控除)

確定申告のやり方|e-Tax 完全手順(スマホ対応)

💡 e-Taxが一番ラクです。マイナンバーカード+スマホで税務署に行かずに申告完了。2026年分も対応済みです。

1

年間取引報告書を準備する

証券会社から1〜2月頃に送付される「年間取引報告書(特定口座)」を用意します。複数の証券会社がある場合は全社分必要です。電子交付の場合はマイページからダウンロードできます。

2

国税庁の確定申告書作成コーナーにアクセス

国税庁 確定申告書等作成コーナー(keisan.nta.go.jp)にアクセス。「作成開始」→「e-Taxで提出する」→「マイナンバーカード方式」を選択します。

3

申告書の種類を選択

給与所得者は「確定申告書(統一様式)」を選択。株の申告は「分離課税の所得」→「株式等の譲渡所得」を選択します。

4

年間取引報告書の数字を入力

年間取引報告書から「譲渡の対価(収入金額)」「取得費等」「差引金額(損益)」「源泉徴収税額」を転記します。特定口座は1行で入力可能です。

5

内容確認・送信

還付金・納付税額が表示されます。内容を確認してマイナンバーカードで電子署名→「送信」。受付番号が表示されれば申告完了です。

還付金がある場合、e-Tax提出後約3週間で指定口座に振り込まれます。

確定申告に必要な書類一覧

書類名入手方法・注意点
年間取引報告書証券会社から1〜2月に郵送 or マイページでDL。全証券会社分必要
マイナンバーカードe-Tax提出時の本人確認・電子署名に使用
源泉徴収票(給与)給与所得がある場合のみ。勤務先から12〜1月に受取
配当の支払通知書配当所得を申告する場合。特定口座分は年間取引報告書に含まれることが多い
繰越損失の申告書(控え)前年以前の損失繰越がある場合。過去の申告書控えが必要
振込先口座情報還付金の受取口座として登録

💰 損益通算・繰越控除で税金を取り戻す

株で損をした年こそ確定申告のチャンスです。適切に申告すれば、払いすぎた税金を最大3年間にわたって取り戻せます。

損益通算とは

同じ年内に複数口座・複数商品の損益を合算

例)
A証券で株利益 +30万円(税6万円徴収済)
B証券で株損失 −20万円

申告すると…
課税対象:30万-20万=10万円
税額:2万円 → 差額4万円が還付!

繰越損失控除とは(3年間持ち越せる)

年度損益ポイント
2023年−50万円この年に申告して損失を繰り越す
2024年+20万円繰越損失50万 → 課税所得0円(残り繰越30万)
2025年+40万円繰越損失残30万 → 課税所得10万円のみ
2026年2023年の損失は3年で失効(2026年は使えない)
⚠️ 重要:損失を繰り越すには損失が出た年に確定申告が必要です。申告しないと翌年以降に繰り越せません。

⚠️ 2026年の注意点

住民税申告不要制度は令和5年分から廃止

以前は「所得税は申告するが住民税は申告しない」という選択が可能でした。

令和5年分(2023年)から住民税申告不要制度が廃止されました。現在は所得税の申告=住民税にも反映されます。配当を総合課税で申告する場合、住民税が上がる可能性があるため、総合課税 vs 申告分離課税の有利判定が重要です。

配当:申告分離課税 vs 総合課税の選択

申告方法所得税率住民税率向いている人
申告不要15%(源泉)5%(源泉)手間をかけたくない方
申告分離課税15%5%損益通算したい方
総合課税5〜45%(累進)10%所得が低く配当控除を使いたい方

やってしまいがちな失敗5選

損失の年に申告しなかった

繰越控除は損失発生年に申告しないと使えません。

一般口座の株を忘れた

一般口座の取引は自分で損益計算が必要。申告忘れは追徴課税のリスクがあります。

複数証券会社を通算しなかった

A社利益×B社損失は自分で確定申告しないと通算されません

NISA口座の損失を申告した

NISA口座の損失は損益通算・繰越控除に使えません。申告しても意味なし(むしろ課税所得が増える場合も)。

申告期限を過ぎた(損失繰越の場合)

還付申告は5年以内ならOK。ただし繰越損失の申告は期限後申告不可

📌 まとめ|確定申告 株のやり方チェックリスト

✅ 特定口座(源泉あり)は原則申告不要。損をした年・複数口座がある場合は申告が得
✅ 申告はe-Taxが最もラク。マイナンバーカードで自宅完結・約3週間で還付
✅ 必要書類:年間取引報告書(全証券会社分)+マイナンバーカード
✅ 損失は申告すれば3年間繰り越せる。損をした年の申告が最重要
✅ 複数証券会社の損益は損益通算で相殺できる→払いすぎた税金を還付
✅ 住民税申告不要制度は令和5年分から廃止。配当申告は有利不利を確認

よくある質問(FAQ)

Q. 特定口座(源泉徴収あり)でも損をした場合は申告すべき?

A. はい、申告をおすすめします。損失を申告することで3年間の繰越控除が使えます。翌年以降に利益が出たときに税負担を減らせます。源泉徴収ありでも「任意申告」が可能です。

Q. 株の利益が20万円以下なら申告しなくていい?

A. 給与所得者で他の所得が20万円以下の場合、所得税の申告は不要です。ただし住民税の申告が必要な場合があります(市区町村へ確認を)。また一般口座の場合は金額に関わらず原則申告必要です。

Q. 確定申告後、税金が戻ってくるまでどのくらいかかる?

A. e-Taxで申告した場合、還付まで約3週間が目安です。申告期限前後の混雑期は多少遅れることがあります。還付状況は「確定申告書等作成コーナー」の「還付金処理状況照会」で確認できます。

Q. 申告期限を過ぎてしまった場合は?

A. 還付申告は申告期限後でも5年以内は可能です。一方、損失の繰越控除は期限内申告が必要で、期限を過ぎると翌年への繰越ができなくなります。納付が必要なケースで期限超過の場合は延滞税が発生します。

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※本記事の情報は2026年3月時点のものです。税制は毎年改正されるため、最新情報は国税庁公式サイトや税理士にご確認ください。投資にはリスクが伴います。最終的な投資・税務判断はご自身でお願いいたします。

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