株スクリーニングについて、2026年最新情報を初心者にもわかりやすく整理しました。選び方のポイント、実例データ、証券会社比較まで、株スクリーニングの全体像を一記事で把握できる構成です。
2026 EDITION|SCREENING GUIDE
4,000社超の日本株・10,000社超の米国株——その中から長期保有できる銘柄を機械的に抽出する8ステップを整理しました。
本記事では、銘柄スクリーニングの8ステップ・各指標の目安値・ツール別の画面例・実際に通過した銘柄例まで完全解説。再現性のある選び方を体系化します。
CONTENTS
- スクリーニングの基本フロー
- 8ステップ詳細ガイド
- 主要指標の目安値一覧
- マネックス銘柄スカウター活用例
- スクリーニング通過銘柄の実例
- バリュートラップ回避の注意点
- よくある質問10問
📚 このテーマのまとめ
この記事は 「米国ETFおすすめ10選」シリーズの1本です。全体像を俯瞰したい方は↓の完全ガイドをご覧ください。
株スクリーニングのスクリーニングの基本フロー
スクリーニングは「広い母集団→条件で絞込→詳細分析→最終選定」の4段階で進めます。目的は「感情を介さず、ルールで淡々と絞る」こと。銘柄スカウター等のツールを使えば、8ステップが10〜15分で完了します。
PHASE 1
母集団定義
PHASE 2
条件で絞込
PHASE 3
詳細分析
PHASE 4
最終選定
8ステップ詳細ガイド
市場・地域を絞る
米国大型株(S&P500構成銘柄)/日本TOPIX構成銘柄/先進国等、自分の得意領域に絞る。「日本+米国大型」で約2,000社の母集団に。
時価総額1,000億円以上
小型株の倒産リスクと流動性リスクを排除。長期投資なら中型〜大型株に絞るのが再現性の鍵。
業種フィルタ
ディフェンシブ(生活必需品・ヘルスケア・通信)/成長(IT)/景気敏感(金融・素材)から目的に応じて選択。
PER・PBRで割安判定
PER10〜20倍・PBR0.8〜3.0倍を基準に。業界平均PERとの比較も必須。
ROE10%以上(稼ぐ力)
資本効率の高さは配当持続性に直結。日本株ならROE10%、米国株は15%が目安。
配当利回り+連続増配
利回り3%以上+連続増配10年+配当性向30-70%。この3条件をセットで見る。
過去10年の業績推移
売上・営業利益・純利益・EPSが右肩上がりか。銘柄スカウターで10秒で確認可能。
3-10銘柄に絞り込む
セクター分散・国分散を意識しつつ最終選定。個別株ポートフォリオは10銘柄程度が管理の最適解。
主要指標の目安値一覧
| 指標 | 日本株 | 米国株 | 意味 |
|---|---|---|---|
| PER | 10-18倍 | 15-25倍 | 割安・割高の目安 |
| PBR | 1.0-3.0倍 | 2.0-5.0倍 | 解散価値の倍率 |
| ROE | 10%以上 | 15%以上 | 資本効率 |
| 配当利回り | 2.5-5% | 2-4% | 7%超は要警戒 |
| 配当性向 | 30-70% | 30-70% | 持続可能性 |
| 自己資本比率 | 40%以上 | 30%以上 | 財務健全性 |
| 営業利益率 | 10%以上 | 15%以上 | 収益性 |
| 連続増配年数 | 10年以上 | 15年以上 | 配当継続意思 |
マネックス銘柄スカウター活用例
日米株の業績分析ならマネックス証券の「銘柄スカウター」が業界最強。日本株・米国株両対応で、以下の情報が1画面で確認できます。
銘柄スカウターの主要機能:
①過去10年の売上・営業利益・純利益・EPSのグラフ表示
②コンセンサス予想(今期+来期)
③配当履歴・連続増配年数
④PER/PBR/ROEの時系列推移
⑤業界平均との比較
⑥複数企業の横並び比較
スクリーニング通過銘柄の実例
上記8ステップを適用した場合、2026年4月時点で通過する代表銘柄を日米から抜粋。
| 銘柄 | PER | ROE | 利回り | 連続増配 |
|---|---|---|---|---|
| 三菱商事(8058) | 9.5倍 | 13% | 3.4% | 累進配当 |
| KDDI(9433) | 13.8倍 | 12% | 3.2% | 22年 |
| 東京海上HD(8766) | 12.5倍 | 13% | 3.0% | 12年 |
| JNJ(米) | 15.2倍 | 22% | 3.0% | 62年 |
| PG(米) | 22.5倍 | 28% | 2.4% | 68年 |
| MSFT(米) | 31倍 | 38% | 0.8% | 22年 |
数字は2026年4月時点の概算。銘柄推奨ではなく通過例として示しています。個別銘柄の売買判断はご自身で最新情報を確認してください。
バリュートラップ回避の注意点
配当利回り7%超は「罠」
株価暴落で見かけ上の利回りが上がっているだけ。減配リスク大。
業績3年連続減益は回避
配当性向が上がっているだけで持続不可能。PER低位は結果論。
1セクター集中(3社以上同業種)
銀行・商社・通信で固めると業界不況時に全滅。3〜5業種に分散。
よくある質問
Q1. スクリーニングツールは何を使う?
マネックスの「銘柄スカウター」が日米両対応で最強。SBIの「スクリーニング」も基本機能は十分。無料ツールだけで10分で完結。
Q2. 8ステップ全部やる必要ある?
全部が理想ですが、時間がなければ「時価総額→ROE→配当利回り→連続増配」の4ステップだけでも十分な絞り込みになります。
Q3. スクリーニングの頻度は?
年1〜2回で十分。頻繁に乗り換えると売買コストと判断疲れでリターンが削られる。決算発表時期(5月・11月)に見直すのが効率的。
Q4. 業界平均との比較方法は?
銘柄スカウターは業界平均を自動表示。PER・PBR・ROEの比較で「業界内でも割安/優良か」が一目で分かります。
Q5. ETFはスクリーニング不要?
ETFは指数ルールで銘柄選定済みなので、スクリーニングは「ETFの選び方(経費率・純資産・連動指数)」の話になります。個別株スクリーニングとは別。
Q6. スクリーニングに通らない銘柄は絶対買わない?
機械的ルールなので例外あり。ただし「なぜ買うのか」を明確に言語化できないなら買わないほうが無難。感情的な買いは敗因になりやすい。
Q7. 成長株のスクリーニングは別ルール?
はい。成長株は「売上成長率15%超・営業利益率15%・ROE15%・FCFプラス」が基本。高配当株と基準が違う点は認識を。
Q8. 何銘柄持つのが最適?
10〜20銘柄で個別株リスクは十分減衰。それ以上は管理工数が増え効率低下。
Q9. 決算が悪い銘柄はすぐ売るべき?
1期の悪化で判断せず、3期連続の悪化+経営計画の失敗が確定したら検討。短期的な業績ブレは市場が織り込み済みのことが多い。
Q10. スクリーニング結果を保存できる?
マネックス・SBIともに条件保存機能あり。「お気に入り銘柄リスト」を作って年1〜2回確認する運用が効率的。
まとめ
SUMMARY
8ステップを機械的に回せば、迷わず10銘柄に絞れる。
- 市場→時価総額→業種→PER/PBR→ROE→配当→業績→最終選定の8ステップ
- ROE10%(日本)/15%(米国)・配当3%・連続増配10年が基本条件
- 利回り7%超・業績減益・1セクター集中は回避
- マネックス銘柄スカウターで10分完結
- 最終10〜20銘柄で3〜5業種に分散
スクリーニングを始めるなら、この2社
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AUTHOR / 監修・執筆
ちぷるそ|しずかに闘う投資家
投資歴7年・運用資産3,500万円規模。ITエンジニア/PM(PMP・AWS Solution Architect Professional保有)。データと論理で長期投資に取り組む実践投資家。
本記事の決算数値・ETF情報は、以下の公式IR・公開資料を一次ソースとして使用しています。
- U.S. Securities and Exchange Commission「EDGAR」
- Vanguard「ETF一覧」
- BlackRock iShares「iShares ETF」
- State Street SPDR「SPDR ETFs」
- 日本取引所グループ「適時開示情報」
※本記事の数値は執筆時点のものです。最新情報は各社IRをご確認ください。
執筆:武縄 護(プロフィール)