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2026年7月14日更新
日本の高配当株でおすすめの優良株を、2026年最新の配当データで初心者にもわかりやすく整理しました。「利回りの高さ」だけでなく連続増配・累進配当・財務健全性という長期保有に効く3軸で選び方のポイントを解説し、実際の銘柄7選、比較一覧、買うための証券口座までを一記事で把握できる構成です。
この記事の結論
長期保有向けの7銘柄は、KDDI(24期連続増配)・三菱UFJ(5期連続増配)・伊藤忠商事(累進配当)・三菱商事(バフェット銘柄)・JT(利回り約3.9%)・三井住友FG(累進配当宣言)・日本郵船(業績連動型)。いずれも増配実績・財務健全性・株主還元の継続性で選んでいます。利回り・株価は2026年7月14日時点の参考値です。
① 高配当株とは?初心者向け基礎知識
高配当株とは、配当利回りが高い株式のことを指します。配当利回りは「1株あたりの年間配当金 ÷ 株価 × 100」で計算され、一般的に3%以上の銘柄が「高配当株」と呼ばれることが多いです。
たとえば株価2,000円の株を100株(20万円分)購入し、年間配当金が1株あたり70円なら、配当利回りは3.5%。1年間で受け取る配当金は7,000円(税引き前)です。
NISA口座(成長投資枠)で高配当株を保有すると、配当金にかかる約20%の税金がゼロになります。長期保有するほど節税効果が大きくなるため、NISAとの組み合わせがおすすめ。毎年受け取る配当を再投資し続けると、複利効果で資産が雪だるま式に増えていきます。
② 銘柄選びで失敗しない3つのポイント
高配当株投資で初心者が陥りやすい失敗は「利回りの高さだけで選んでしまうこと」。利回りが高くても、業績悪化で減配・無配になるリスクがあります。長期保有を前提にするなら、以下の3点を必ずチェックしましょう。
配当性向・減配リスク
配当性向(配当金 ÷ 純利益)が80%超は要警戒。利益のほとんどを配当に回している状態で、業績悪化で減配リスクが高くなります。
連続増配年数
10年以上増配を続けている銘柄はかなり優秀。株主還元への姿勢が明確で、不況時にも配当を維持する可能性が高い。長期保有との相性が抜群です。
業績の安定性
直近5年で赤字の年が無いか、自己資本比率は適正か(業種ごとの平均と比較)など、財務健全性をセットで確認します。
③【2026年最新】長期保有向けおすすめ高配当株7選
以下の7銘柄は「増配実績・財務健全性・株主還元の継続性」の3軸から厳選しました。配当利回りは2026年7月14日時点の目安で、株価変動により変わります。なお商社2社(伊藤忠・三菱商事)は株価上昇で利回りが3%を下回っていますが、累進配当の継続性を評価して長期保有の選択肢に含めています。
1. KDDI(9433)
通信インフラ×24期連続増配|配当利回り目安 約3.1%
au・UQ mobileなどを展開する国内最大級の通信キャリア。月額固定の通信料が主収入のため、景気に左右されにくい安定した収益が特徴。2026年3月期は前期比7.5円増の1株80円で24期連続増配、翌期は84円を目指す方針で、増配の継続性は国内屈指。ローソンとの資本業務提携で非通信事業も拡大中です。
向いている人:安定感を最重視する初心者・連続増配株を探している方
注意点:通信料金値下げ競争による収益圧迫リスクあり
2. 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
メガバンク×金利上昇メリット|配当利回り目安 約2.7%
日本最大の民間銀行グループ。日銀の利上げ局面では利ざや拡大で収益が改善するメガバンク株の代表格。2026年3月期は前期比10円増の1株74円で5期連続増配の見込み。金利正常化を背景に業績・配当ともに上方修正が続いています。
向いている人:金利上昇局面の恩恵を受けたい方・大型株で安心感を重視する方
注意点:景気後退・不良債権増加リスクあり。海外事業(特に米国)の動向も注視
3. 伊藤忠商事(8001)
総合商社トップクラス×累進配当|配当利回り目安 約2.3%
非資源系の総合商社で、繊維・食料・住生活など幅広い事業ポートフォリオが特徴。累進配当(減配しない・維持または増配)を方針として明示しており、配当の信頼性が高い。株価上昇で利回りは2%台前半まで低下していますが、配当性向は約32%と増配余力が大きく、長期では増配による利回り改善が期待できます。
向いている人:減配リスクを徹底的に避けたい方・分散の効いた事業構造を好む方
注意点:現在の利回りは高配当株としては控えめ。世界景気・為替・資源価格の影響も受ける
4. 三菱商事(8058)
資源×非資源バランス×バフェット投資先|配当利回り目安 約2.8%
日本最大の総合商社。バークシャー・ハサウェイ(バフェット率いる)が長期保有していることでも知られ、世界の長期投資家からの信頼が厚い。2026年3月期で10期連続増配を視野に入れ、累進配当+自己株買いで株主還元姿勢は明確。株価上昇で利回りは2%台後半に低下していますが、配当性向は約50%台と健全です。
向いている人:世界の長期投資家と同じ目線で持ちたい方・株主還元の継続性を重視する方
注意点:現在の利回りは控えめ。資源価格の下落で業績変動リスクもあり
5. 日本たばこ産業(JT・2914)
高配当の代名詞|配当利回り目安 約3.9%
国内・海外でたばこ事業を展開。利回り約3.9%と本記事の7銘柄で最も高く、高配当株投資家に長年支持される銘柄です。2025年12月期は前期比14円増の1株234円で増配。配当性向75%を方針に掲げ、強固なキャッシュフローで安定配当を維持しています。海外たばこ事業の成長と医薬品・加工食品など多角化も進行中。
向いている人:高利回りを最優先にしたい方
注意点:喫煙人口減少・規制強化のESGリスクあり。ESG重視ファンドからの売り圧力に注意
6. 三井住友フィナンシャルグループ(8316)
メガバンク×累進配当宣言|配当利回り目安 約2.6%
三大メガバンクの一角。累進的配当方針と配当性向40%を掲げ、株主還元姿勢を強化しています。2026年3月期は前期比35円増の1株157円で5期連続増配の見込みで、年間配当は5年で約2.4倍に増加。金利正常化の流れも追い風です。
向いている人:銀行株で減配リスクを徹底的に避けたい方・増配トレンドに乗りたい方
注意点:不良債権・海外信用リスクあり。景気循環の影響を受けやすい
7. 日本郵船(9101)
海運×業績連動型高配当|配当利回り目安 約3.6%
日本の海運大手。コンテナ船事業の好調期には記録的な高配当を実施してきました。配当方針は業績連動型で変動幅が大きく、2026年3月期は減収減益(売上高2.4兆円・前期比6.4%減)と利益はピークアウト局面。それでも利回りは約3.6%を維持しています。業績好調期のメリハリある還元を狙う上級者向けの銘柄です。
向いている人:景気サイクルを読んでメリハリのある配当を狙いたい方
注意点:海運市況・運賃次第で減配リスクが大きい。業績変動を許容できる方向け
④ 7銘柄 比較一覧
| 銘柄 | コード | 利回り目安 | 配当方針 | セクター |
|---|---|---|---|---|
| KDDI | 9433 | 約3.1% | 24期連続増配 | 通信 |
| 三菱UFJ | 8306 | 約2.7% | 5期連続増配 | 銀行 |
| 伊藤忠商事 | 8001 | 約2.3% | 累進配当 | 商社 |
| 三菱商事 | 8058 | 約2.8% | 累進配当+自己株買い | 商社 |
| JT | 2914 | 約3.9% | 配当性向75%方針 | たばこ |
| 三井住友FG | 8316 | 約2.6% | 累進配当+性向40% | 銀行 |
| 日本郵船 | 9101 | 約3.6% | 業績連動型 | 海運 |
※利回り・配当方針は2026年7月14日時点。最新値は各証券会社の銘柄ページでご確認ください。
⑤ 高配当株投資のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 定期的なキャッシュフロー(配当)が入る | 純粋なリターンではインデックスに劣る場合あり |
| 暴落時にも配当は出続ける場合が多い | 業績悪化時に減配リスクがある |
| NISA成長枠なら配当税ゼロ | 銘柄分散が必要(個別株リスク) |
| 長期保有のモチベーションが続きやすい | 配当を再投資しないと複利効果が弱まる |
| FIRE後の取り崩し戦略と相性が良い | 定期的な銘柄チェックが必要 |
⑥ 高配当株はNISA成長投資枠で買うべき理由
高配当株とNISAの組み合わせは相性抜群です。通常の証券口座(特定口座)では配当金に約20.315%の税金がかかりますが、NISA口座(成長投資枠)で購入すれば完全非課税になります。
| 比較項目 | 特定口座 | NISA成長投資枠 |
|---|---|---|
| 配当金の税率 | 約20.315% | 0%(完全非課税) |
| 年間投資枠 | 制限なし | 240万円 |
| 生涯非課税枠 | なし | 1,200万円まで |
⑦ 高配当株を買う証券口座|新NISA・クレカ積立で選ぶ
日本株の高配当銘柄を買うには証券口座が必須です。1株から買えるか・クレカ積立のポイント還元率で選びやすさが大きく変わります。投資信託の積立をクレジットカードで行うと毎月ポイントが貯まるため、高配当株(個別株)と投信積立を1つの口座にまとめると効率的。初心者が迷わず使える主要3社を比較します。
楽天証券|楽天経済圏の人・1株から始めたい人
かぶミニで1株から購入OK。本記事の7銘柄はすべて1株から買え、NISA成長投資枠にも対応。楽天カード積立・楽天ポイント投資・SPU連動も使えます。筆者のメイン口座も楽天証券です。
SBI証券|クレカ積立の還元率・米国ETFの品揃え重視の人
S株で1株から購入可能。三井住友カード積立で高還元、米国ETF取扱も国内最多級で高配当の選択肢が広い証券会社です。
マネックス証券|銘柄分析を重視する人
無料の「銘柄スカウター」で10期以上の業績・配当推移を確認でき、高配当株の分析に最適。マネックスカード積立も高還元、米国株5,000銘柄超。
クレカ積立の還元率で選ぶなら、主要5社を横断比較したNISA証券会社比較2026で自分に合う1社を選べます。口座の組み合わせは楽天証券とSBI証券どっち?とクレカ積立は楽天とSBIどっち?も参考にどうぞ。
もっと深く学びたい人へ:本記事の「連続増配・累進配当・財務健全性で選ぶ」という考え方を、実際の銘柄選定プロセスまで踏み込んで学べる定番書が『オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資』(長期株式投資 著・KADOKAWA)です。配当性向や増配余力の読み方など、本記事の次の一歩として役立ちます。
⑧ よくある質問
Q. 商社株は今からでも買い時ですか?
2026年時点で伊藤忠・三菱商事の配当利回りは株価上昇により2%台まで低下しています。純粋な「高配当」としての妙味は薄れていますが、累進配当・自己株買いによる株主還元の継続性は健在。PBR1倍前後・PER10倍前後で「分散ポートフォリオの1セクター」として長期保有するなら依然として候補になります。
Q. メガバンク株のリスクは?
①金利低下局面での収益悪化、②不良債権リスク、③信用ショックリスク。一方で利上げ局面では追い風になります。三菱UFJ・三井住友FGとも累進配当・連続増配のトレンドにあり、「経済全体に連動するシクリカル銘柄」と理解して長期保有が王道です。
Q. NTT・KDDIなど通信株の魅力は?
連続増配・不況時の配当維持力・インフラ事業の安定性・5G/6G関連の成長期待が魅力です。KDDIは24期連続増配で利回り約3.1%、「守りの代表格」。配当の安定性を狙うなら押さえておきたいセクターです。
Q. 権利確定日前後の値動きは?
権利確定日(3月末・9月末など)の前後で株価が動きやすいです。権利確定日に向けて買われ、権利落ち日翌日に下がることが多い。「権利取り狙いの短期売買」はおすすめしませんが、長期保有予定の銘柄なら権利落ち後の調整局面で買い増せます。
Q. 配当利回りだけで選ぶリスクは?
高配当の罠(バリュートラップ)に注意。「業績悪化で株価下落 → 利回りだけ高く見える」パターンが典型的です。配当性向(80%超は要注意)、連続増配年数、業績推移、財務健全性をセットで確認すべきです。
Q. 高配当の優良株を長期保有するときの注意点は?
買った後の「放置しすぎ」が最大の落とし穴です。年1回は決算で(1)配当性向が無理のない水準か(目安70%以下)、(2)累進配当・増配方針が維持されているか、(3)本業の利益が配当の原資として伸びているか、の3点だけ確認しましょう。逆に株価の日々の上下で売買判断しないことも大切です。
Q. 高配当株とインデックス投資はどっちを優先すべき?
資産を最速で増やすことが目的ならインデックス(配当を出さず内部で再投資する分、複利効率が高い)、毎年の配当という「目に見える成果」でモチベーションを保ちたいなら高配当株が向きます。両者は排他ではなく、インデックスをコア8割・高配当をサテライト2割から始める折衷が現実解です。詳しくはインデックス投資 vs 高配当株投資とコア・サテライトの割合の決め方で整理しています。
Q. 本記事の7銘柄はいくらから買えますか?
いずれも単元未満株(1株)から購入できます。たとえば1株数千円の銘柄なら、7銘柄すべてを1株ずつ買っても数万円程度から分散を始められます。楽天証券なら「かぶミニ」で1株から買え、NISA成長投資枠にも対応しています。口座をまだ持っていない人は楽天証券の公式サイトから。
⑨ まとめ
この記事のポイント
高配当の優良株は「利回りの高さ」ではなく、連続増配・累進配当・財務健全性の3軸で選ぶのが長期保有の王道です。7銘柄はいずれも1株から買え、NISA成長投資枠なら配当が非課税に。買った後は年1回の決算チェックだけ忘れずに。日本株だけでなく米国ETFへ分散したい方は米国ETFおすすめ10選もどうぞ。
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この記事について
最終更新日:2026年7月14日/初稿公開日:2026年4月7日
参照元:各銘柄の公式IR資料・適時開示(KDDI・三菱UFJ・伊藤忠商事・三菱商事・JT・三井住友FG・日本郵船)、各証券会社公式サイト、金融庁「新しいNISA」、東京証券取引所公開データ。数字は執筆時点の公式情報を確認のうえ掲載しています。
筆者は35歳メーカーシステムエンジニアで投資歴7年の「まもる」。新NISA(つみたて・成長投資枠)をフル活用し、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と楽天・高配当株式・米国ファンド(楽天SCHD)の2銘柄で長期・分散の積立投資を実践しています。誤りに気づいた方はお問い合わせフォームからご連絡ください。
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