VXUSとは?VT・VTIとの違いと新NISAでの位置づけ【2026年】

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2026年7月14日更新

S&P500一本の集中が話題になるたびに注目されるのが、「米国以外の全世界」に丸ごと投資できるVXUSです。VTやVTIとの関係が分かると、自分のポートフォリオの米国比率を自由に設計できるようになります。仕組みと使いどころを整理します。

この記事の結論

VXUSは米国を除く全世界(先進国+新興国)の約8,500銘柄に経費率0.05%で投資できるETF。「VTI(米国)+VXUS(米国外)」を組み合わせれば、VT(全世界)を自分好みの米国比率で再現できます。投信で同じ戦略を組むなら楽天・全世界株式(除く米国)が対応します。

① VXUSの基本スペック

項目内容
運用会社バンガード
投資対象米国を除く全世界(先進国+新興国)約8,500銘柄
経費率0.05%
分配利回り(目安)3%前後
主な構成国日本・英国・カナダ・中国・インドなど
投信版楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド

数値は2026年7月時点の目安です。分配利回りは変動します。

② VT・VTIとの関係|「VT ≒ VTI+VXUS」

バンガードの全世界株ETFの関係はシンプルです。VT(全世界)は、おおよそVTI(米国全体)6:VXUS(米国外)4の合成と同じ中身になります。つまりVTIとVXUSを別々に持てば、「米国7:米国外3」「米国5:5」のように米国比率を自分で決められるのがVXUS活用の核心です。

興味深いのは利回りの性格の違いで、米国外株は米国株より配当利回りが高い傾向があり、VXUSの分配利回り(3%前後)はVTI(1%台前半)の2倍以上あります。米国比率を下げると、ポートフォリオのインカムはむしろ増えるという側面もあります。

③ VXUSが向いている人・不要な人

向いている人:S&P500やVTIに資産が集中していて、「米国一極」への不安を具体的に手当てしたい人。米国外を1本で・低コストで足せるVXUSは、リバランスの道具として最も手軽です。

不要な人:eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)やVTをすでに持っている人。これらは米国外を最初から時価総額比率で含んでいるので、VXUSを足すと米国外への意図しない二重張りになります。

補足:「S&P500だけで大丈夫か」という論点自体を深掘りしたい人は、S&P500だけで本当に大丈夫?7年やって気づいた落とし穴もあわせてどうぞ。私自身の結論も書いています。

④ 新NISAでの買い方

ETFのVXUSを直接買う場合の新NISA対応(成長投資枠の対象かどうか)は証券会社によって取扱が異なるため、利用中の証券会社のNISA対象リストで確認してください。

より簡単なのは投信版です。楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドはつみたて投資枠・成長投資枠の両方に対応し、100円から積立可能、クレカ積立のポイント還元も受けられます。「eMAXIS Slim S&P500+楽天VXUS投信」のような組み合わせで、投信だけで米国比率を調整する設計が新NISAでは扱いやすい形です。

⑤ まとめ

この記事のポイント

VXUSは米国を除く全世界に0.05%の低コストで投資できるETFで、VTI+VXUSでVTを自分好みの比率で再現できるのが本質的な使い道。オルカン・VT保有者には不要ですが、S&P500集中に手当てをしたい人には最も手軽な分散の道具です。新NISAなら投信版(楽天・全世界株式(除く米国))が扱いやすい選択肢になります。

投信版VXUSをNISAで積み立てるなら楽天証券の公式サイトから。

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この記事について

最終更新日:2026年7月14日/初稿公開日:2026年7月14日

参照元:バンガード・楽天投信投資顧問の公式資料、各証券会社の公式サイト。数字は執筆時点の公式情報を確認のうえ掲載しています。

筆者は35歳メーカーシステムエンジニアで投資歴7年の「まもる」。NISA満額(月30万円)を継続中で、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と楽天・高配当株式・米国ファンド(楽天SCHD)の2銘柄で長期投資を実践しています。米国ETFの直接保有はなく、本記事は公開情報に基づく分析です。誤りに気づいた方はお問い合わせフォームからご連絡ください。

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘を目的とするものではありません。投資は元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。