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2026年8月7日更新
「オルカン」と呼ばれる全世界株式にも、実は連動する指数が2種類あります。MSCI ACWIとFTSE。どちらも全世界ですが、対象銘柄数と新興国の扱いが違います。選ぶ前に知っておくべき差を整理します。
この記事の結論
結論から言えばどちらを選んでも長期のリターンはほぼ変わりません。違いは銘柄数(FTSEのほうが小型株まで広い)と韓国の分類(MSCIは新興国、FTSEは先進国)。判断は指数ではなく信託報酬と純資産、そしてクレカ積立が使えるかで決めるのが実用的です。
2つの指数の違い
| 項目 | MSCI ACWI | FTSE Global All Cap |
|---|---|---|
| カバー範囲 | 大型・中型が中心 | 小型株まで含む |
| 銘柄数 | 約2,600〜2,900 | 約9,000以上 |
| 韓国の分類 | 新興国 | 先進国 |
| 時価総額カバー率 | 約85% | 約98% |
| 長期リターン | ほぼ同等(小型株の比率が数%違う程度) | |
銘柄数は3倍以上違いますが、株価指数は時価総額加重が基本です。小型株を数千銘柄追加しても、指数全体に占める比率は数%にとどまります。だから最終的な値動きはほぼ一致します。
では何で選ぶか
信託報酬と実質コスト。同じ全世界株式でも商品ごとにコストは違います。年0.05%と0.10%の差は、20年では無視できません(実質コストの調べ方)。
純資産総額。規模が大きいほど繰上償還のリスクが下がり、運用も安定します。数千億円以上あれば安心です。
クレカ積立の対象か。還元率0.5〜1.1%は指数の微差より確実に効きます。使う証券会社で対象商品かを確認してください。
全世界とS&P500の違い
より本質的な選択はこちらです。全世界株式は米国が6割前後を占めるため、実はS&P500と値動きが似ています。それでも違いはあります。
全世界株式は、将来アメリカ以外が伸びた場合に自動で追随します。国の勢力図が変わっても放置でよいのが利点です。S&P500は米国に集中する代わり、過去の実績は良好でした。ただし過去の実績が将来を保証するわけではありません。
どちらか1本で十分で、両方持つと米国比率が上がるだけです。判断に迷うなら、より分散されている全世界株式が無難です。
よくある質問
Q. 途中で指数を乗り換えるべきですか?
A. 必要ありません。差がほぼ無いものを乗り換えると、NISAの枠と時間を失うだけです(乗り換えの判断基準)。
Q. 新興国を別で買い足すべきですか?
A. 全世界株式にはすでに1割前後含まれています。比率を上げたい明確な理由がなければ不要です。
Q. 韓国が先進国か新興国かで何か変わりますか?
A. 指数全体に占める比率は小さく、リターンへの影響は限定的です。分類の違いを知っておく程度で十分です。
まとめ
この記事のポイント
MSCI ACWIとFTSEの差は小型株の有無と韓国の分類だけで、長期リターンはほぼ同等。選ぶ基準はコスト・純資産・クレカ積立の対象かの3点です。指数の細かい違いで悩む時間があれば、早く積立を始めるほうが結果に効きます。
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この記事について
最終更新日:2026年8月7日/初稿公開日:2026年8月7日
参照元:MSCI・FTSE Russellの指数概要、各運用会社の交付目論見書。数字・制度は執筆時点の公式情報を確認のうえ掲載しています。
筆者は35歳メーカーシステムエンジニアで投資歴7年の「まもる」。NISA満額(月30万円)を継続中で、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と楽天・高配当株式・米国ファンド(楽天SCHD)の2銘柄で長期投資を実践しています。誤りに気づいた方はお問い合わせフォームからご連絡ください。
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