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2026年8月7日更新
「分散が大事」と聞いて、気づけば投信を5本、6本と持っている——よくある状態です。しかし本数と分散は別物で、増やすほど良くなるわけではありません。
この記事の結論
全世界株式なら1本、S&P500に日本株や高配当を足すなら最大3本までで十分です。本数を増やしても、中身が重複していれば分散は増えません。判断基準は本数ではなく「中身が重なっていないか」と「各商品の役割を説明できるか」の2点です。
本数≠分散
全世界株式の投資信託1本には、先進国・新興国あわせて数千銘柄が入っています。これ以上の分散は、追加の商品では実現しにくいのが実情です。
ありがちなのが、全世界株式とS&P500を両方持つケース。全世界の6割前後は米国なので、結果として米国比率が上がるだけで、分散はむしろ弱まります。これを「2本持っているから分散できている」と誤解しやすいのが落とし穴です。
| 組み合わせ | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| 全世界株式 1本 | これで完成 | 1本で世界中に分散 |
| S&P500 + 高配当 | 目的があればOK | 役割が違う(成長と配当) |
| 全世界 + S&P500 | 重複あり | 米国比率が上がるだけ |
| 同じ指数の別会社2本 | 意味がない | 中身がほぼ同一 |
| テーマ型を複数 | 要注意 | 同じ銘柄が重複しやすい |
本数が増えるデメリット
把握できなくなる。自分の資産が何にどれだけ投資されているか説明できない状態は、リスク管理ができていない状態です。
リバランスが煩雑になる。本数が増えるほど比率の調整が面倒になり、結局やらなくなります(リバランスは年1回で十分)。
コストが高い商品が紛れ込む。本数が多いと1本ずつの信託報酬を確認しなくなります(実質コストの調べ方)。
役割で考える
本数ではなく、それぞれの商品に役割を持たせられるかで判断します。
コア(土台):全世界株式またはS&P500。資産の70〜100%。
サテライト(味付け):高配当、日本株、新興国など。目的が説明できる場合のみ、合計で30%以内。
その他:金や債券など、値動きをずらす目的(金への投資)。入れるなら少量に。
この構成なら多くて3本に収まります。それ以上必要になるケースは、資産形成期にはほとんどありません。
よくある質問
Q. 証券会社を分けて同じ商品を持つのは?
A. 分散にはなりませんが、クレカ積立の還元を最大化する目的なら合理的です。
Q. 1本だと運用会社の破綻が怖いのですが。
A. 投資信託の資産は信託銀行で分別管理されており、運用会社が破綻しても資産は保全されます。本数を増やす理由にはなりません。
Q. 積立額が増えたら本数も増やすべき?
A. 金額と本数は無関係です。月30万円でも全世界株式1本で問題ありません。
まとめ
この記事のポイント
全世界株式なら1本、多くても3本。本数ではなく中身の重複と役割の説明可能性で判断します。増えすぎている場合は売らずに、新規積立を絞るところから整理してください。
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この記事について
最終更新日:2026年8月7日/初稿公開日:2026年8月7日
参照元:各運用会社の交付目論見書(構成銘柄・指数)、投資信託協会の資料。数字・制度は執筆時点の公式情報を確認のうえ掲載しています。税務・社会保険の個別判断は税務署・保険者・専門家にご確認ください。
筆者は35歳メーカーシステムエンジニアで投資歴7年の「まもる」。NISA満額(月30万円)を継続中で、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と楽天・高配当株式・米国ファンド(楽天SCHD)の2銘柄で長期投資を実践しています。誤りに気づいた方はお問い合わせフォームからご連絡ください。
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘を目的とするものではありません。投資は元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。








