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2026年8月16日更新
NISAが始まる前から特定口座で積み立ててきた投信を「NISAに移したい」と考える人は多いはず。しかし残念ながら、特定口座からNISA口座への移管(そのまま移す)はできません。やるなら「売って、NISAで買い直す」の一択です。この記事では、買い直すべきかの判断基準と、実行するときの税金・タイミングの注意点を整理します。
この記事の結論
移管は制度上不可能で、売却→NISAで買い直しが唯一の方法。売却時に含み益へ約20%課税されますが、それでも将来の値上がりと分配金が非課税になるメリットが上回るケースが多数派です。ただし一度に全額ではなく、NISAの年間枠に合わせて数年かけて移すのが現実的です。
特定口座からNISAへは「移管」できない
NISA口座に入れられるのは、NISA口座内で新たに買い付けた商品だけと制度で決まっています。証券会社を問わず、特定口座・一般口座からの移管はできません。「移す」と表現されているものは、すべて売却と買い直しのことです。
買い直すべきか 判断の考え方
買い直しのコストは、売却時の含み益にかかる約20%の税金です。一方リターンは、買い直した後の値上がり益・分配金がすべて非課税になること。保有期間が長く残っている人ほど非課税の恩恵が大きくなるため、老後まで10年以上ある人は基本的に買い直しが有利です。
| 状況 | 判断の目安 |
|---|---|
| 含み益が小さい・含み損 | 税負担ゼロか極小。早めに買い直す |
| 含み益が大きい+長期保有予定 | 課税されても買い直しが有利になりやすい |
| 数年内に使う予定のお金 | 無理に動かさない |
なお、特定口座で含み損の銘柄を売る場合は、他の利益と損益通算できます。含み損での売却はむしろ税金面で有利に働くことがあります。
実行のしかた 年間枠に合わせて分割
NISAの年間投資枠は360万円(つみたて120万円+成長240万円)。特定口座の残高がそれを超える場合は、1年で全部は移せません。優先順位は「これから積み立てる分をまずNISAへ→残った特定口座分を毎年の枠の余りで買い直し」です。年の途中からでも枠は使い切れます。詳しくは年の途中からNISAを満額にする方法を参照してください。売却から現金化までは数営業日かかるため、買い直しまでの数日間は市場に居ない空白期間が生まれる点も頭に入れておきましょう。流れはNISAの売却・出金のやり方で解説しています。
まとめ
この記事のポイント
特定口座→NISAは移管不可、売って買い直すのが唯一の方法。含み益への約20%課税と、その後の非課税メリットを天秤にかけ、長期保有予定なら買い直しが基本有利。年間360万円の枠に合わせて数年がかりで移すのが現実解です。
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この記事について
最終更新日:2026年8月16日/初稿公開日:2026年8月16日
参照元:金融庁「NISAを知る」、国税庁タックスアンサー(上場株式等の譲渡所得課税)。数字・制度は執筆時点の公式情報を確認のうえ掲載しています。
筆者は、ITエンジニア/プロジェクトマネージャー(エンジニア歴12年)の運営者「まもる」。新NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)をフル活用し、インデックスを軸に高配当を組み合わせた長期・分散の積立投資を実践しています。誤りに気づいた方はお問い合わせフォームからご連絡ください。
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘を目的とするものではありません。投資は元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。








