投資の利益で扶養から外れる?【2026年】NISAと特定口座で変わる判定

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2026年8月7日更新

パートやアルバイトで働きながら投資もしている場合、「株の利益で扶養から外れないか」が気になります。結論は口座の種類と申告のしかたで決まります。制度の数字は改正が続いていますが、判断の原則は変わりません

この記事の結論

NISA口座の利益は非課税所得なので、扶養の判定に一切影響しません。特定口座(源泉徴収あり)で確定申告をしない場合も、その利益は合計所得金額に含まれず判定に影響しません。逆に、還付目当てで確定申告すると所得に加算され、扶養から外れる可能性があります。迷ったら「NISAで運用し、特定口座は申告しない」が最も安全です。

口座別の扱い

口座・申告所得に含まれるか扶養への影響
NISA含まれない影響なし
特定口座(源泉あり)・申告しない含まれない影響なし
特定口座(源泉あり)・申告する含まれる外れる可能性
特定口座(源泉なし)・一般口座含まれる外れる可能性

ポイントは「源泉徴収あり」の特定口座なら、申告するかどうかを自分で選べることです。申告すれば損益通算や配当控除が使える一方、所得が増えて扶養や社会保険料に跳ね返ることがあります。得しようとした申告が、結果的に損になる——これが最も多い失敗です。

2つの「扶養」を分けて考える

税法上の扶養(配偶者控除・扶養控除)は合計所得金額で判定されます。ここにNISAの利益は入りません。申告不要を選んだ特定口座の利益も入りません。

社会保険上の扶養は基準が別で、健康保険組合など保険者ごとに運用が異なります。継続的な収入かどうかが見られるため、一時的な譲渡益の扱いは一律ではありません。金額が大きい場合は、加入している保険者に直接確認してください

補足:年収の壁の金額は2026年の税制改正で見直され、引き上げの方向で動いています。数字は変わり得ますが、「NISAと申告不要の利益は判定に含まれない」という原則は変わりません。まずこの原則を押さえてください。

実務上の進め方

投資はNISAで行う。非課税枠の範囲なら、扶養の心配をせずに運用できます。年間360万円の枠は、扶養内で働く人の投資額としては十分な大きさです。

特定口座は「源泉徴収あり」にする。申告するかを選べる状態にしておくのが最も柔軟です。開設時に選び忘れている場合は、変更手続きを確認してください。

安易に還付申告しない。配当控除や損益通算で数万円戻っても、扶養を外れて配偶者の税負担が増えたり、社会保険料が発生すれば逆効果です。申告する前に総額で比較してください。

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よくある質問

Q. NISAの利益が数百万円出ても大丈夫ですか?
A. 税法上の扶養判定には影響しません。非課税所得だからです。

Q. 損失が出た年は申告すべきですか?
A. 繰越控除のために申告する価値はありますが、その年の所得計算に影響する点は同じです。扶養の状況とあわせて判断してください。

Q. 配偶者の会社に投資の状況を伝える必要はありますか?
A. NISAや申告不要の利益は所得に含まれないため、通常は伝える必要はありません。社会保険の扶養については保険者の確認事項に従ってください。

まとめ

この記事のポイント

NISA=影響なし。特定口座(源泉あり)で申告しなければ影響なし。申告すると影響あり。この3行で判断できます。年収の壁の金額は改正で変わりますが、この原則は不変です。社会保険の扶養だけは保険者に確認してください。

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この記事について

最終更新日:2026年8月7日/初稿公開日:2026年8月7日

参照元:国税庁タックスアンサー(配偶者控除・上場株式等の課税)、2026年度税制改正に関する公表資料。数字・制度は執筆時点の公式情報を確認のうえ掲載しています。税務・社会保険の個別判断は税務署・保険者・専門家にご確認ください。

筆者は35歳メーカーシステムエンジニアで投資歴7年の「まもる」。NISA満額(月30万円)を継続中で、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と楽天・高配当株式・米国ファンド(楽天SCHD)の2銘柄で長期投資を実践しています。誤りに気づいた方はお問い合わせフォームからご連絡ください。

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘を目的とするものではありません。投資は元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。