NISAの積立をやめたいとき【2026年】減額・停止・売却の正しい順番

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2026年8月7日更新

収入が減った、支出が増えた、相場が怖い——積立を続けられない事情は誰にでも起こります。このとき「全部売って現金化する」のが最悪の選択になりやすいことを、順を追って整理します。

この記事の結論

対応の優先順位は①減額 → ②停止(保有は継続) → ③一部売却 → ④全部売却。多くの人が①②で足ります。積立を止めても保有分の非課税運用は続きますし、再開もいつでも可能です。売却して枠を消費すると、復活は翌年1月・簿価分のみ。「止める」と「売る」は全く別の行為だと理解しておくことが重要です。

まず減額する

積立額は毎月変更できます。月5万円が苦しいなら1万円へ、それも厳しければ最低金額(多くのネット証券で100円)へ。ゼロにするより、少額でも続けるほうが復帰しやすいのが実感です。

金額を下げても、それまでに積み立てた資産は市場で運用され続けます。積立額と資産額は別物です。

次に停止する(売らない)

減額でも回らないなら、積立設定を停止します。ここで大事なのは保有商品はそのまま持ち続けることです。

行動非課税運用NISA枠再開
停止(保有継続)続く消費したまま維持いつでも可
売却終わる翌年に簿価分が復活枠の再取得に時間

停止にペナルティはありません。数か月後に余裕ができたら、同じ設定で再開するだけです。

売るのは最後の手段

現金が実際に必要な場合に限り、売却を検討します。その際も順番があります。

1. 特定口座から先に売る。NISAは非課税で運用を続けるほど有利なので、課税口座を先に取り崩します(口座の使い分け)。

2. 必要な分だけ一部売却する。全部売る必要はありません。売った分だけ簿価に応じた枠が翌年復活します(枠の復活の仕組み)。

3. 相場が下がっている時期の売却は避ける。下落局面での売却は損失を確定させます。生活防衛資金があれば、この最悪のパターンを回避できます。

補足:「怖いから売りたい」場合は、売却ではなく減額で対処するほうが後悔しにくくなります。値動きへの耐性は、金額を下げるだけで大きく変わります。

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よくある質問

Q. 停止したら枠は返ってきますか?
A. 返りません。すでに買い付けた分の枠は消費されたままです(売却すれば翌年に簿価分が復活します)。

Q. 何年も放置して大丈夫ですか?
A. 問題ありません。保有商品は運用され続けます。ただし年1回は残高と商品を確認してください。

Q. 転職で収入が不安定な時期はどうすべき?
A. 積立は最低金額まで下げ、現金を厚くする時期です。収入が安定してから戻せば十分間に合います。

まとめ

この記事のポイント

減額→停止→一部売却→全部売却の順で検討する。「止める」と「売る」は別で、止めても非課税運用は続きます。長期投資で最も損なのは、下落局面で慌てて全部売ることです。

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この記事について

最終更新日:2026年8月7日/初稿公開日:2026年8月7日

参照元:金融庁「新しいNISA」、各証券会社の公式サイト(積立設定の変更・停止手続き)。数字・制度は執筆時点の公式情報を確認のうえ掲載しています。

筆者は35歳メーカーシステムエンジニアで投資歴7年の「まもる」。NISA満額(月30万円)を継続中で、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と楽天・高配当株式・米国ファンド(楽天SCHD)の2銘柄で長期投資を実践しています。誤りに気づいた方はお問い合わせフォームからご連絡ください。

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘を目的とするものではありません。投資は元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。