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2026年8月16日更新
NISAを始めたのに口座残高がマイナス。「非課税どころか損してるんだけど、どうすれば?」——積立を始めて最初の数年は、誰もが通る場面です。この記事では、NISAで含み損を抱えたときに知っておくべき制度上の注意点(損益通算できない問題)と、売る・持つ・買い増すの判断を整理します。
この記事の結論
含み損の段階では何も失っていません。損が確定するのは売ったときだけです。NISAの含み損で最もやってはいけないのは狼狽売り。NISAは損益通算も繰越控除もできないため、損切りの税メリットすらありません。インデックス積立なら、下落は「安く買える期間」と捉えて淡々と継続が正解です。
NISAの損は税制上いちばん報われない
特定口座なら、損失を他の利益と相殺(損益通算)したり、翌年以降3年間繰り越したりできます。NISAはこれが一切できません。NISA口座の損失は税制上「なかったこと」になります。つまり、NISAで損切りしても税金面の慰めはゼロ。利益が非課税である代わりに、損失も救済されない——この非対称性がNISAの本質です。
| 項目 | 特定口座 | NISA |
|---|---|---|
| 利益への課税 | 約20% | 非課税 |
| 損益通算 | 可能 | 不可 |
| 損失の繰越控除(3年) | 可能 | 不可 |
売る・持つ・買い増す どう判断する?
全世界株式やS&P500のようなインデックス投信なら、答えはシンプルで「持ち続けて積立を続ける」です。市場全体は短期で何度も2〜3割下げますが、長期では回復してきた歴史があります。下落局面で積立をやめるか続けるかで最終資産が大きく変わることは、暴落時に積立を続けた場合と止めた場合の30年比較で検証しています。一方、個別株やテーマ型投信で「下がった理由がその銘柄固有の問題」なら、話は別です。回復の根拠がないものを塩漬けにする必要はありません。
買い増し(スポット購入)はあり?
余裕資金があるなら、下落時の買い増しは合理的です。ただしルールを決めずに「まだ下がるかも」と待ち続けると、たいてい買えません。下落率で機械的に区切る方法はVIXを使った買い増し判断が参考になります。
どうしても損切りしたい場合
売却自体はいつでもできます。ただし前述のとおり税メリットはなく、売却分の年間枠も戻りません(生涯枠は翌年復活)。手順と日数はNISAの売却・出金のやり方を参照してください。
まとめ
この記事のポイント
NISAの含み損は売らなければ確定しません。損益通算できないNISAでの狼狽売りは、税制上もっとも報われない行動です。インデックス積立なら下落は仕込みの期間。積立の継続こそが、含み損への一番の対処法です。
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この記事について
最終更新日:2026年8月16日/初稿公開日:2026年8月16日
参照元:金融庁「NISAを知る」、国税庁タックスアンサー(損益通算・繰越控除)。数字・制度は執筆時点の公式情報を確認のうえ掲載しています。
筆者は、ITエンジニア/プロジェクトマネージャー(エンジニア歴12年)の運営者「まもる」。新NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)をフル活用し、インデックスを軸に高配当を組み合わせた長期・分散の積立投資を実践しています。誤りに気づいた方はお問い合わせフォームからご連絡ください。
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘を目的とするものではありません。投資は元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。








